業務に役立つ問題解決スキル
看護師がより良い看護を提供するには、業務を円滑に進めるための問題解決スキルを養うことが大事です。
来院した患者のなかには、事前の問診に答えることを拒否したり、注射の痛みから採血を拒否する人がいます。小児科の場合子供がじっとしてくれなかったりと、病院には様々な患者が訪れます。
看護師はそれらの問題が起きた場合、自ら考え素早く解決することが求められます。
例えば問診や採血を拒否する患者には、なぜ問診が必要なのか、採血を拒否した場合にはどのような問題が起きるのかを丁寧に説明し、納得してもらうことが非常に大切です。泣いたり暴れたりする小さな子供の場合絵本やおもちゃを使って恐怖心を和らげるなど、患者の年齢や性格に合わせた対処が必要です。
また、患者の家族からクレームを言われるというトラブルも想定されます。特に家族が入院している場合、対応が雑だ、特別扱いして欲しいなど、時には無理難題を言われるケースもあります。こういった場面で間違った対応をしてしまうと、後で大きなトラブルに発展する可能性があります。
こういった場面での問題解決方法は、感情的にならずに冷静に相手の言葉を聞くということです。
一見すると理不尽に感じるクレームかもしれませんが、感情的に対応すると、相手は更に逆上する可能性があります。冷静に話を聞くことで、相手も落ち着きを取り戻すことが考えられます。
このように問題解決に関するスキルを身に付けることは、患者やその家族とのトラブルを避け、円滑に治療を行うことにつながっています。